MBTI診断(エムグラム診断)をご存知だろうか
MBTI診断(エムグラム診断)をご存知だろうか?
「とてもよくあたる性格診断」のようで、自分も、いつ、誰からきいたか忘れてしまったが、ふとしたきっかけで「調べてみる」ことにした。

★★
10月13日にまた診断。
なんとオチは…(画像でデオチではあるが、下部に追記)
MBTI診断って?
「あなたが好むもの、適正などが把握できる」というもので「精密性格診断」とある。もう少し具体的にいうと
あなた自身の「4つの要因(認知)」を、それぞれ以下の2つにわけ
- 興味関心の方向は:外向か(E)・内向か(I)
→エネルギー源:あなたを元気づけること - ものの見方は:感覚か(S)・直感か(N)
→外部の情報の受け取り方:好む情報・信頼する情報 - 意思決定の仕方:思考か(T)、感情か(F)
→意思決定の仕方:どのように決断するか - 外界への接し方は:規範か(J)、知覚か(P)
→あなたの生き方:どう外部に接するか
「16個のタイプ」に分けた診断結果、が得られるようだ。
また1〜4が、それぞれ「メイン機能」「サブ機能」「第三機能」「劣性機能」を担う。なにが、どこの位置にあるか。
コミュニケーションや、チームワークの観点から見れば、言い換えれば「どこで持ち味を発揮し、誰かのどの要素を補完しあえるか」が、ポイントになってくるということだろう。
さて…せっかくなので、この「4つの要因(認知)」について、もう少し深堀してみようと思う。
自分なりに調べ整理したものをまとめてみるので、パートナーや、チームなどとの「相性・噛み合わせ」や、コミュニケーションに活用してもらえば幸いだ。
ちなみに「どちらのタイプか」ではなく「どちらでもある。が、どちらの傾向が強いか」と、受けとめてほしい
MBTI診断(エムグラム診断)4つの要素
1)興味関心の方向は:外向(E)・内向(I)
これは、関心が向く方向。意識が外に向く人か、意識が内に向く人か。
エネルギー源となり、あなたを元気づけることは、どの方向にあるか。
外向(E)なら、話しながら考えたり、外側(人や行動)への関心が活力の源。どちらかといえば「聞く側より、話す側」という感じか。
一人で長い時間を過ごすと、元気がなくなっていく。
新しい人や、新しい行動・情報にも、刺激を受けやすい。
内向(I)なら、自分の感じたことや、考えをあまり口に出さない。
どちらかというと「話すよりも、聞く側」だ。激しい議論をすると疲れるかも。
そして、大切なのは「充電」のための一人時間。数時間、2人以上で過ごした後、一人でゆっくりしたい人は、内向だろう。
1)興味関心の方向:外向(E)・内向(I)…まとめ
外向(E)からの世界の見え方として「客観的にみた、自分の外側の世界が”現実”という認識」。
自分の考えや感じていることを、外側に、照らしてみるという事だろうか。
内向(I)からの世界の見え方として「主観的な、内側(自分)の世界が”現実”という認識」
「私は、どう感じているか」「あの人はどう感じるだろうか」…とでも、言えるだろうか。
ここがポイントになりそうだ。
この違いは面白いね。そして、双方がこれをふまえてないと「すれ違いが起きるニオイが、ぷんぷんする(笑)(実際、仕事・プライベートによらず、組織・コミュニケーショントラブルの「起点」は、これだったり)
一方で、人物像を想像すると、どちらの魅力も見えてくる。
ちなみに、私は「外向:E」のウェイトが大きいタイプらしい。
…さて、次にいこう。
2)ものの見方は:感覚か(S)・直感か(N)
人には、感覚的な面(S)と、直観的な面(N)の両方があるけれど、どちらかに偏っているか。そして、それが情報収集の仕方にどう出ているか。
ここで、感覚(S)と直観(N)の2つのタイプがあるとのこと。
感覚(S)なら、事実を重視し、五感の体験を楽しむ。物事の細部を厳密に。という感じだ。「どういう意味なのか」とかは、あまり考えない。
地に足がついた考えで「今、ここにあるもの」を大切にする。
直感(N)なら、集めた情報のパターンや全体像を、直感で解釈する。
「どんな意味・可能性があるか」や「さまざまな物事の関連性」を捉えるのが得意だ。
想像力を働かせ、可能性に気づく、あらたな未来をつくることができる。
2)ものの見方:感覚か(S)・直感か(N)…のまとめ
感覚(S)の人は、過去におきたことを活かし、現在を生きられる人だ。
直感(N)の人は、パターンを捉えて、論理的に、現在から未来を推測していく人だ。
ここでいう「N」傾向の人は、いわゆるイノベーターや、アーリーアダプターといわれる所であろう。
そして感想は、ずばり「どちらも、世の中に必要だなあ」というものだった。(回すには、Sの人の力が、新たな道をつくるのに、Nの人が力が必要だ)
ふむ。なかなか面白い。違いがよく見えてきた。
ちなみに、私がMBTI診断(エムグラム診断)をすると、かならず「S・N、が交互にでる(50%)」の診断結果になる。
(実行・検証モードだとS、リサーチ中や構想中など、パターン能力を使っているとNになる)
「なるほど。日常的に、構想(意味やパターン抽出)と、検証(事実)の両方、両極端を視点をつかう、それが顕著に出ているかも」と、感じたのであった。
…さて、次は、判断の仕方(思考か感情か)にいこう。
3)判断の仕方は:思考か(T)、感情か(F)
これは、ものごとの判断や意思決定を、合理的に・効率的に行う傾向が強いのか、 心の調和や人間関係に基づいて行う傾向が強いのか。…ということだ。
思考(T)なら、結果を考えて行動しようとする。客観的に分析し、客観的な価値観で、事情に左右されず(いわゆる忖度をせずに)結論を出す。
「理性」を大切にし、課題解決や公平性を優先する。
感情(F)なら、決断が人に与える影響を重視する。人情味あふれる人間関係に関心があり、居心地の良さを優先する。人の痛みに同情したり、人間関係にひきずられやすい傾向。
3)判断の仕方は:思考か(T)、感情か(F)…まとめ
これも「傾向」…なはずなのだが。
実際に、観察していると「傾向」というより「合理的な人」「人の痛みがわかる人」みたいに、一方づいているのが、多いような気がする。
「どちらか」ではなく「どちらも重要」。
それだけではなく「どちらも踏まえて考えるのが必須」と思う。
そこでいつも言うのが「コミュニケーションは、感情と情報(思考)の4つの経路通信」
※自分の感情と思考で2つ、相手の感情と思考で2つ=4つの経路通信
と
お互いに良きゴールに至るため「欠かせない条件」とは、何だろうか?
ということだ。
あくまで、私の考えではあるけれど…
お互いに良きゴールに至るため「欠かせない条件」は
お互いに「事実をもとに(解釈で突っ走らないで)」
一方的にではなく、相手の感情も大切にしながら、すすめていく必要があるということだ。
「目的」や「何がゴールか(理想の状態は?)」を問う。
「これっていいよね」「こうなったらいいよね」って「共感できる未来を、一緒に描く」みたいな感じかな。
※参考:余談だが、これらを色んな方法で実施する時がある、その中の1つ、フューチャーマッピングは、子どもと一緒にでも、大人同士でも楽しめる。
これが、思考重視の人、感情重視の人、タイプが異なる人が、パートナーになったり、チームで協力するときにうまくいくコツ。
人は、目先の感情・自分の感情「だけ」優先すると、まぁ失敗する(笑)
(こういうのでやらかしているのを…最前線で進める中で、たくさん見てきたのだ)
「冷静な人にも、自分の都合を言わず全体を考えている人にも、感情あるからね」(あまり、一方的に(自分の都合だけ)言わないで「一緒によくなる方向」を前提に、考えてあげてね)
…って、いき違いの様子に同席した時など、よく思うことだ。
「人って、それぞれ、1人1人違うから」とか、同じ方向をむいていることを前提にした意見よりも「前」の話。乗り込む時の話で。
「どこに行こうとしているのか?」の相互理解がないから
=行き先が違うのに、同じ乗り物にのるから。
「やがて、道を分かつのは当然」ということでも、ありますね。
「誰といくのか」と合わせて、
「どこに行くのか」をハッキリ決めておく。これって、大切なんよね。
さて、次で最後。
4)外界への接し方は:規範か(J)、知覚か(P)
他の人と関わる時、接する時に、言葉・行動などでどう表されるか?
ここで、規範(J)と、知覚(P)の傾向にわかれる。
規範(J)なら、素早く決断・計画を立て、その通り実行したい。
はっきり定め、認められた基準のもとで行動、秩序を維持しようとする。
計画通りに、管理しようとするので、新しい事にたいして(取り入れるよりも)「正しい・間違っている」を判断する。
・外界のルールや規律から、生活態度を学ぶ
・家庭のしつけ、学校、社会、組織のルールをよく理解し、構造化されたものを信頼し従う(ルールや規律に則った行動に親しみがある)
・予め行動の指針を立て、それに従い物事を進行させようとする
・ルールをつくる側にもなり、他人も規律に従うように促す
いきすぎると頑固になったり、状況変化に気づけなかったり。
予測できないことに直面したり、それまでの規律や計画が破綻したと感じるとパニックになるかもしれない。
知覚(P)なら、臨機応変な対応を好む。計画を立てても変更も多い。
「状況に応じて臨機応変に」そのため状況をみる傾向があり、新しい情報を集め、理解しようとする。可能性を探したり残すために。
・外界に寛容で受容的
・チャンスには開放的、状況次第で即興。適切に対応できる
・結論は、いつでも変更可能
・試行錯誤の繰り返しで答えを求める、仕事を完成させる
(計画を立てた臨む場合より、優れた完成度になることがある)
内面に自ら築き続けている規範があるが、直接的に表に出ておらず、わかりづらいことがある。
また、個人的なもので人に広く受け入れられるとは限らなかったりする。
…が、本人は自己規範に則り、外部に柔軟対応することができる
4)外界への接し方は:判断か(J)、知覚か(P)…まとめ
規範(J)の良い面は、全体がまとまり、見通しをたてやすく、安定的に運用しやすく感じますね。
一方で、人や物事に対して堅くなりがち。
そうすると不寛容になるので、反感を買ったり、不測の自体を招きます。
伝統的な組織や、行政のサービスなどで「こう決められているので」と、意味不明な手続きや、対応があると「なんだそりゃ」と思ったりしますが。
まあ、まさにこれの悪い面ですね(笑)
先の計画、見通しをたてて、スケジュールや、ポイントをおさえていくのは、素晴らしいことだと、私は思います!(どちらにしても何かおきるので、臨機応変な対応は必要ですが、段取りしているとそれも早いし!)
知覚(P)の良い面は、ずばり「予測できないことに強い」ということでしょう。
「新しい取り組み」などは、予測できないことの連続なので、開拓していってから「規律をつくる→安定して、まわせるようにする」というのは常です。
ただ「予め、規律があることで、見通しが共有されていることで、安心して取り組める人」というのは、かなり多いように感じます。
知覚(P)傾向の人は、規範(J)傾向の人がもとめている状態になるための取り組みを協力して実施したり、情報を随時共有する仕組み、コミュニケーションをとるとよさそうですね。
MBTI診断(エムグラム診断)も活用してみてね
さて、おもわぬ MBTI診断(エムグラム診断)の深掘りとなった。
一応、お伝えするが、回し者ではない(笑)
この機会に、自分でも「なるほど」と参考になってよかった。
もし使えそうなら、自己分析。そして、パートナー探し。チーム構築などに、活用してみてほしい。
ここからは少し、自分のまわりのことを分析してみる
参考までに、私見:ちなみに私は「ESTP:起業家タイプ」
※とあるサイトの診断では、表現がダイナミックファイターだった(笑った)
石橋を爆破検証してから渡る時も、あるのだけど。
・興味関心の方向:外向E(人・情報に接する)
・ものの見方:感覚S(五感体感・事実を重視)
・意思決定:思考T(客観的・課題解決)
・接し方:知覚P(柔軟対応)
※仕事中など、構想モード(未来志向)だと、ENTPになっている
ものの見方:感覚S が 直感N になり、意味をつくる、未来のデザイン、という感じになるようだ。
ここまでをふまえて、個人的には、こんな感じに思う面もある。
・外向Eといえ、内向Iで重視している(?)内省はするし。もちろん1人時間は重要(笑)
・意思決定:思考Tだとしても、ゴールをおくのは関わる人の状況や感情を大切にするという「目的」がある。(その場の感情に流されて、全体や双方が潰れるのが、一番危険と認識している)
・接し方:知覚P=臨機応変・柔軟対応 は、そうなんだが…。
「決められたこと、昨日と同じことを、繰り返せばいい」
「繰り返しで、何も問題が起こらない」なら、まだしも。
(実際は、変化が常なのだから、そんなのありえない。認識が変わらないと悪い方向にいく)
そうでない、開拓の日々にいるわけだから、その環境に適応している。
(これが柔軟っちゃ柔軟なのかな?)
具体的には、半端で根拠のない計画よりも、より高い視点で「全体をどうまとめるか?」を描いていたり、「中間は柔軟にいけるようにしつつ、着地をきめておく」ことをしたり。
途中にしても「この領域は、規範でおわらせる(白黒ハッキリすべきこと)」
「この領域はグレー領域で、検証が必要(情報収集・検証・臨機応変)」と方針を決めていたりする。
あと、計画・スケジュールに関してだが、正直、事業づくりだと「スタート前に、黒字確定させる」くらい、計画的、緻密にスケジュール組みますが?という感じもある。
それだって、チームやお客様の未来の見通し、活動基盤を強くすることで、安心して、この先に向かえるように。という事で、人の生活や関係、感情を大切にと考えていたりするからだ。
(感情を大切にしている風に「口では言うが」。実際は全然、そういう行動をしてない人だって多い…笑。)
他のタイプの人との違いは?(私と弟のケース)
それはさておき、ほかの人との(相性というより)パートナー性・噛み合い感は、どうだろう?
…ここで思ったのは、
「わたしは、●●タイプ。」「あなたは、●●タイプ。」
診断結果を比べて「相性占い」みたいなことをするより
4つの要素を1つずつ照らしてみると、面白そう。
「似ている傾向」「違いが出ている所」を、個別に比べてみてみると良さそう。ということだ。
たとえば、事業づくり&サービス開発・サービス提供で、一緒にとりくんでいる、わが弟。
彼は「ESTJ:最前線の戦士」だ。
通り名が、毎回、面白すぎて吹き出しそうだ(笑)
そして、あっている(笑)
実行段階での噛み合わせはどうか
現状は「実行段階」なので、まずはその前提で考えてみよう。
自分のタイプである「ESTP:起業家(またはENTP:電撃革命家)」と比べてみると
プロジェクトの「実行段階」では、私(ESTP)に対して
・興味関心の方向:外向E(人・情報に接する)→E:同じ
・ものの見方:感覚S(五感体感・事実を重視)→S:同じ
・意思決定:思考T(客観的・課題解決)→T:同じ
・接し方:知覚P(柔軟対応)→J:違う
全体として「計画的に」「スケジュール感を見ながら」実行したいけれど、ほかの面では、概ね方向性、思考・感覚は近い。という事だろう。
(あとで、本人に説明&見てもらって検証しようと思う!)
そう考えると、ここまで、苦しいフェーズもあった
さて、しかしながら、ここに至る以前に「苦しい時」もあった
生み出す段階「構想フェーズ」である。
私は、構想モード・未来志向(ENTP)でいるので
弟は、感覚(S):五感・事実。過去におきたことを活かし、現在へ。
私は、直感(N):わずかなデータから、推測・仮説をたてる。パターンを捉えるなど、論理的に思考。現在から未来を推測。
必然的に
「抽象度のギャップ(もっと具体的な話でないとわからない)」とか。
「情報量のギャップ(仮説思考モードだと、半端ない情報量なのです)」などで、すごいパワーが必要だったはずだ。※もちろん、それを考慮するこちらにも(笑)
そうか、この方法が(自分と弟の場合)
さあ、こうなると、途中を「共有」するよりも
結論を伝え、ポイント程度で共有して
・検証すべきこと、その方法。
・望ましい結果、そうでない場合の結果
・実施段階で考えられること
・結果の違いによる、修正方法や、その後のアプローチ
など。
「実行の段取りと、内容。そしてスケジュール」を中心に共有した方が
ストレスはなさそう。である。(修得したい場合=学習プロセス的に、それがいいかは、また別の話として)
さらに、このような違いが「譲れない所」で起きてしまったら、また、ややこしいだろう。
そうすると…
「自分はどこが譲れないのか?」を明確化し(書き出すなど)
その譲れないことが、
・興味関心の方向:
・ものの見方:
・意思決定:
・接し方:
のうち「どこに該当しているのか」を、整理しておくのも、ありかもしれない。
と、まあ、思わぬ長さになってしまったが、いかがでしたでしょうか。
何かお役に立てたら嬉しいです。
活用できそうなことは活用してもらい、何か気づきがあったら教えてね。
●10月13日追記
久々に診断をした…。その結果

戦術のPがJになり、こうなったか。
エネルギーは、だいぶ直感寄りに。
うん。。。これはアレだ。
姪がいつも踊ってるアレ
「君たちったら何でもかんでも、分類区別ジャンルわけしたがる」
「人はなぜか分類したがる習性があるとかないとか」
って感じで(笑)
さて、ひと踊りしておこう♪