シンプルにすることを目的化しない

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【単純化のための単純化で失敗する】

たまに、シンプルに考えていけない物事を、シンプルに考えてしまうタイプの人がいます。
人間にはいくつかのタイプがありますが、その手の人は「すぐできること」を探す(答え探し)タイプです。

また、その手の人は、パターンが見えなくて同じ失敗を繰り返しています。

で、だいたいの失敗は

1.自分の感情にとらわれている

2.過去のパターンにとらわれている

3.シンプルに考えることを目的にする

この3つのパターンで起こっています。

1.自分の感情にとらわれている

一言でいえば、心の奥底で他人のせいにしているためです。

相手の反応があっての結果ではありますが…

根本的に、全ての結果は、自分の言動に対する、反作用です。

自分の言動に見直しの余地があるにも関わらず、目の前で起きたことに、反応的に感情が動いて、そこにとらわれています。

あなたの感情は、わかりましたから「相手からすると?」「●●さんからすると?」を、考えろ、ということです(笑

せめて、相手の気持ちを考えてから感情的になってほしいものです。

2.過去のパターンにとらわれている

基本的に思考が単純なので、言動がワンパターンです。

ワンパターンですから、気に入らない結果になっても、言動を変えるという発想がありません。

(心の奥底で、何で相手はこうなんだ。と、思っているので、自分の言動で起因していることに目を向けられません)

で、自分のワンパターン言動の結果を

「こうしたら、こうなる」と、自分自身に刷り込みしてしまう。

言うことを変えなさい。

やることを変えなさい。

ということです。

「どう変えればいいの?」と、聞いてくるのも特徴。

「自分で考えろ」と言っても、考えられないのが、この人の特徴です。

基本的には1と同じ。自分中心なのです(笑

どうしたらいいかを考えるの前に

まず、お前はそうかもしれないが相手はどうなの?

「相手からすると?」

「●●さんからすると?」

を問いかけなければなりません。

なお、答えをあげてはいけません。

3.シンプルに考えることを目的にする

最後に、この手の人は、シンプルの本質をわかっていません。

表層しか見えていないためです。

そのため、少し複雑なことに直面すると、単純化しようとします。

たとえば「要するに〜でしょ」とか、そんな感じに。

カンタンに、決めつけるのも特徴です。

本当にシンプルなものとは、本質が抜け落ちず、極限まで削ぎ落とされたもの、抽象化されたものです。

たとえば…

「〜は、何のためにあるの?」

「〜は、何のためにするの?」

出てきた答えに、何度もこの質問「何のために?」を繰り返すと、物事が本質化されていきます。

シンプルにすることを目的にして、本質が抜け落ちたなら、意味のないものになります。

意味をなくすなら、最初から、余計なことをしないほうが、意味があるわけです(笑

本質化することの最大の利点は、異なるケースに適用できることです。

場当たり対処をする人が、いつでも場当たり対処をするのは、

起きていることの本質がわかっていないために、根本的な対策がとれないからです。

見極められないから、狙いどころがわるく、狙いどころがわるいから、どうでもよいところを対処する。

で、原因が残っているから、また同じことが起こる。

すごく、アホくさいことです(笑

要するに、でカンタンに考える前に、何のために?で、本質化しましょう。

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